「戸建て賃貸住宅」とは
所有している土地、もしくは新たに取得した土地に、賃貸用の戸建住宅を建設し、賃貸収入を得る土地活用方法です。
従来、一戸建ての貸家といえば、居住者の転勤に伴い一時的に貸し出される物件か、住み替え後に売却せず賃貸に出される中古物件がほとんどを占め、新築で建設されることはほとんどありませんでした。
ですが、昨今の社会経済の状況より、「アパート・マンション」よりも「戸建賃貸住宅」の需要が高まってきています。
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何故いま、「戸建て賃貸住宅」なのか
アパート・マンション経営は、総戸数が多いため家賃収入が期待できますが、昨今は供給が過剰となっており、新築後3年目以降の家賃収入の下落が顕著な傾向にあります。
供給過多となり、空室率が問題となってきたアパート・マンション市場と比較すると、入居者ニーズが高いにもかかわらず、供給量が極めて少ない戸建賃貸市場は、今後大いに期待できるマーケットと言われています。
以下、国土交通省の平成25年度と平成28年度のデータです。
新築の賃貸着工数の2.5%が戸建賃貸で、残りは共同住宅が占めています。この結果だけを見てみると、戸建賃貸は人気がないのかと思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、実際はそうではありません。望ましい住宅形態について、戸建と答えている人は70.2%、マンションが9%という結果になっています。つまり、戸建賃貸に住みたい方が多いのにも関わらず、供給されていないのです。
また、賃貸マンション・賃貸アパートに住んでいる方々へのアンケート調査結果では、以下のような不満が出てきている事実も存在している。
- 子供が走りまわると苦情がくるのでストレスがたまる
- ペットを飼ったりしたいがそれができない
- ちょっとした家庭菜園やガーデニングなどを楽しみたい
- 趣味の部屋や書斎をもちたい
- 賃貸でも持ち家感覚で住んでみたい
これらの要望は、賃貸マンションではほとんど叶えることができませんが、戸建賃貸なら、ほとんどの要望を叶えることができるので、今後、戸建賃貸の需要が高くなっていくことが予想されます。